国防 national defense 2004 1 23
自衛隊のイラク派兵が話題になっている今こそ、
「日本の国防は、どうあるべきか」を議論すべきでしょう。
この議論には、日本が貿易立国であることも忘れず、考えるべきです。
ある人は、国防は、
国連中心主義でやるべきだと言います。
しかしながら、国連という名称は、誤訳に近い。
国連とは、英語では、「United Nations」というのです。
日本語にすれば、「連合国」です。
何の連合国といえば、第二次世界大戦の戦勝国の連合国です。
この国連中心主義というのも、「信仰の世界」に近いのです。
次に、ある人は、国防は、
日米軍事同盟でやるべきだと言います。
これも、「信仰の世界」に近いのです。
なぜならば、在日米軍の装備を検討してみてください。
在日米軍の装備は、日本を守る装備にはなっていないのです。
在日米軍には、戦闘部隊が配置されていないのです。
強いて言うならば、沖縄にいる特殊部隊です。
しかし、日本を守るというならば、東京に特殊部隊を配置すべきです。
在日米軍の装備を考えると、
日本を、補給基地か情報収集基地として考えていることがわかります。
もちろん、アメリカが、日本を守っていないと言えば、誤りになります。
アメリカは、ちゃんと日本を守っています。
それは、戦闘部隊ではなく、核兵器によって、日本を守っています。
しかし、これで、いいのでしょうか。
太平洋戦争で、大きな被害を受けたのは、その核兵器のせいでしょう。
さらに問題は、アメリカの「巨額の財政赤字」です。
この「巨額の財政赤字」によって、
アメリカは、海外の基地を維持できなくなるかもしれない。
空母を中心とする艦隊に、いくら、お金がかかるか知っていますか。
さて、どうするか。
日本独自で、日本の国防をやっていくか。
それも、つらいでしょう。
日本も、「巨額の財政赤字」があります。
では、アメリカ以外の国とも、軍事同盟を結ぶのか。
安全には、何事も、二重投資をすべきであると言われます。
これも、ひとつの考えです。
いずれにせよ、
自衛隊のイラク派兵が話題になっている今こそ、
「日本の国防は、どうあるべきか」を議論すべきでしょう。